本学名和豊春総長解任について

今年6月30日に、文部科学省が名和豊春本学総長を解任し、これを受けて翌7月1日、本学総長選考会議石山喬議長、笠原正典総長代行が記者会見し、これまでの経緯と見解を発表しました。
以下は同日付けで発表された笠原総長代行によるその概要です。

名和前総長の教職員等に対する不適切な言動について、平成30年3月に理事・副学長から前総長に対し、口頭で注意喚起を行い、是正を求めました。しかしながら、不適切な言動はその後も続きました。このため、第1回総長選考会議が平成30年11月6日に開催されました。同会議は慎重に審議を重ね、最終的に30件の事案を不適切な行為として認定、令和元年7月10日に文部科学大臣に対して解任の申出を行いました。

文部科学省では、総長選考会議の手続きは適切に行われていることが確認され、総長選考会議が認定した30件の不適切行為のうち、28件が不適切な行為として認定し、解任したものです。

今回の事態は、前総長個人の資質によるところが大きいとはいえ、大学執行部として、結果的にその不適切な言動を抑止することができず、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけすることになったことをお詫び申し上げます。ご理解のほど、お願い申し上げます。

今回の事態にあたり、本学では国立大学法人法ならびに本学の総長選考会議規程に基づき手続きを進めてきました。総長の解任は本学にとって大変不名誉なことであり、きわめて遺憾ですが、本学総長選考会議が文部科学大臣に対し解任の申出を行ったことは、本学に自らを律する能力が備わっていることの証でもあると認識しています。また、前総長不在の間は、執行部が一丸となって運営に努め、本学の活動を堅持してきたことも申し添えます。

今後は、このような事態の再発防止に向け、実効性のある対策を講じるとともに信頼回復に努めてまいります。

概要は以上ですが、詳細については本学HPの下記お知らせを参照願います。